2016年 01月 11日
初春花形歌舞伎に行ってきました。
観劇仲間で大酒飲みのW先生の手配で、初春花形歌舞伎に行ってきました。
市川海老蔵、市川右近、中村獅童の豪華メンバーが出演するというので、楽しみにしていきました。
ウンウン、期待以上でヨカッタヨカッタ。
「車引き」では、松、梅、桜のそれぞれを施した衣装とセットがお正月らしく、それはそれは雅で美しかった。
2幕の「弁天娘女男白浪」では、海老蔵の女形が見れました。とっても妖艶で色っぽい。さすがです。。。。
なんといっても最後に海老蔵の新春の口上があったこと。
そして、市川團十郎家だけが許される睨み をやってくれました💕
「ひとつ睨んでご覧にいれましょう」という海老蔵の一声にゾクゾクしちゃいました。
これは市川團十郎家の役者(現在であれば海老蔵さんただ一人)が、襲名などの祝儀ごとの際に「祝賀」として行うものです。「ご見物の皆様の厄を落としてさしあげましょう」という團十郎家に備わった「神性」を象徴するものです。口上などの特別な場で「ひとつ睨んでご覧にいれましょう」と宣言してのニラミは、まさに呪術的でもあり、江戸歌舞伎の象徴とも言えます。当代の海老蔵さんも、この見得が抜群に上手いひとで、まさに「これなら厄が落ちそう」と思えます。
今年はこれで厄払いできたようです
by tacoro
| 2016-01-11 13:33
| お出かけ